ブラジル・米国外相協議、早期の首脳会談で合意
会談には両国の外相らが出席。数カ月にわたる関係悪化の後、最新の外交接触となった。
とトランプ米大統領(Getty-Images/AFP通信).jpg)
ブラジルと米国の外交当局者が16日、ワシントンDCで貿易協議を行った。
双方はこの協議を「前向き」と評価し、ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領とトランプ(Donald Trump)大統領が可能な限り早期に会談することで合意した。
両国は共同声明の中で、「代表団は近い将来、多面的な協議を行い、今後の作業方針を確立する」と述べたが、会談の具体的な日程には言及しなかった。
会談には両国の外相らが出席。数カ月にわたる関係悪化の後、最新の外交接触となった。
ブラジルのビエイラ(Mauro Vieira)外相はワシントンDCの記者団に対し、「二国間関係の正常化と新たな道筋の開拓に向けた交渉が良いスタートを切った」と語った。
ルビオ(Maro Rubio)米国務長官もSNSに声明を投稿。「良い協議ができた」と書いた。
ルラ氏は先週、トランプ氏と電話会談を行い、ブラジル産輸入品に課している40%の関税を撤廃するよう要請した。
トランプ氏はブラジルの盟友ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領が「魔女狩り裁判」にかけられているとして、この裁判を打ち切るよう要求。7月にブラジルの関税率を10%から50%に引き上げ、最高裁判事に制裁を科した。
5人の判事で構成されるブラジル最高裁のパネルは先月、4人がボルソナロ氏の有罪を支持。禁固27年3ヵ月の実刑判決を言い渡した。
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