◎オークランド国際空港によると、約50人が現場で手当てを受け、うち13人が病院に搬送された。
オーストラリアのシドニーからNZオークランドに向かっていた中南米最大の航空会社ラタム(LATAM)航空の旅客機がトラブルに見舞われ、少なくとも50人が負傷した。同社が11日、明らかにした。
地元メディアによると、10台以上の消防車や救急車がこの便の到着に合わせて出動したという。
ラタム航空は声明で、「飛行中にトラブルが発生し、強い揺れを引き起こした」と述べたが、詳細は明らかにしていない。
この旅客機に乗っていたという男性はX(旧ツイッター)に、「突然機体が大きく揺れ、落下した」と書き込んでいる。
この時、シートベルト着用サインは出ていなかったようだ。
オークランド国際空港によると、約50人が現場で手当てを受け、うち13人が病院に搬送されたという。
ラタム航空のLA800便(ボーイング787-9ドリームライナー)はオークランドを経由してチリのサンティアゴに向かう予定であった。
ラタム航空は「乗客の皆様にご迷惑をお掛けしたことを遺憾に思う」と表明。運航基準の枠内で安全を最優先すると強調した。
一部の地元メディアはエアポケットが原因とみられると報じている。
エアポケットは強い偏西風が吹き続ける高高度で発生しやすく、機体を数百メートル急降下させることもある。