▽地上にいた十数人が煙を吸うなどして病院に搬送され、うち2人が重体。
ブラジル南部リオグランデドスル州の住宅地に小型飛行機が墜落し、乗っていた10人全員が死亡、地上にいた十数人が負傷した。航空当局が22日、明らかにした。
民間航空庁はX(旧ツイッター)への投稿で、「小型飛行機はリオグランデドスル州グラマド市内の民家の煙突に衝突し、その後建物の2階衝突、墜落した」と書いた。
それによると、地上にいた十数人が煙を吸うなどして病院に搬送され、うち2人が重体だという。
墜落の原因は明らかになっておらず、同庁と運輸安全委員会が調査している。
TVグローボによると、飛行機を操縦していたのは地元の実業家とみられ、家族でサンパウロ州に旅行中だったという。
この実業家が所有する「ガレアッツィ&アソシアドス(Galeazzi & Associados)」は声明で、ガレアッツィ(Luiz Claudio Galeazzi)氏と妻、3人の娘らが乗っていたことを確認した。
飛行機はリオグランデドスル州を出発し、数分後、10キロほど離れたグラマド市内に墜落した。
グラマドは涼しい気候、ハイキングスポット、伝統的な建築物を楽しめる人気観光客である。19世紀にドイツやイタリアなどの移民が多く移り住み、現在はクリスマス休暇の人気スポットとなっている。