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コロンビア北部で小型機墜落、乗客乗員15人全員死亡

墜落したのは国営航空会社SATENAが運航する小型機で、28日の午前11時42分にノルテデサンタンデル県の中心都市ククタの空港を離陸し、カタトゥンボ地域へ向かっていた。
コロンビアの国営航空会社SATENAの旅客機(AP通信)

コロンビア北東部ノルテデサンタンデル州で小型機が墜落し、搭乗していた15人全員が死亡した。地元当局が28日、明らかにした。それによると、墜落したのは国営航空会社SATENAが運航する小型機で、28日の午前11時42分にノルテデサンタンデル県の中心都市ククタの空港を離陸し、カタトゥンボ地域へ向かっていた。同区間の飛行時間は40分程度とされるが、地元メディアによると、離陸後まもなく地上との交信が途絶えたという。

AP通信は当局者の話しとして、「自治体や警察に飛行機が墜落したという通報が複数入り、救助隊が現場に急行した」と伝えている。

小型機は州郊外の農村地域に墜落。救助隊が機体を確認したが、生存者はいなかった。墜落の原因は明らかになっておらず、航空当局が調査に当たっている。地上で墜落に巻き込まれた人はいなかった。

報道によると、同機には機長と副操縦士と、13人の乗客が搭乗していた。乗客には36歳の国会議員と議会選に立候補中の候補が含まれていた。この議員はベネズエラ国境に近いカタトゥンボ地域選出で、2016年の和平合意に基づき設けられた被害者代表枠から2022年に下院議員に選ばれていた。この事故を受け、ペトロ(Gustavo Petro)大統領はX(旧ツイッター)に声明を投稿。犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。

政府は事故調査委員会を設置し、事故原因の究明を進める方針だ。SETANAも声明を発表。墜落の原因を調査し、被害者家族への支援体制構築を約束した。

ノルテデサンタンデル州はベネズエラとの国境に近い地域で、山岳地帯や未舗装路が多いことから、航空機が重要な交通手段となっている。同地域では過去にも治安上の問題により、インフラ整備や安全対策の向上が課題となっている。

当局は機体の残骸や飛行記録装置の分析を進め、気象条件や機体整備の状況、操縦操作など多角的な視点から原因究明を進める考えだ。専門家は離陸直後に交信が途絶えたことから、機械的なトラブルや気象変化の影響があった可能性などを指摘している。

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