ベネズエラで拘束されていた米国市民10人釈放、ルビオ国務長官が発表
エルサルバドル政府はベネズエラで拘束されている米国人との交換条件として、刑務所に収容しているベネズエラ人を首都カラカスに送還する方針を示していた。
とエルサルバドルのブケレ大統領(AP通信).jpg)
ルビオ(Maro Rubio)米国務長官は18日、ベネズエラで拘束されていた10人の米国市民が釈放されたと明らかにした。
ルビオ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。エルサルバドルのブケレ(Nayib Bukele)大統領が米国市民とベネズエラの政治犯の交換に関する合意の成立を支援してくれたことに感謝すると表明した。
エルサルバドル政府はベネズエラで拘束されている米国人との交換条件として、刑務所に収容しているベネズエラ人を首都カラカスに送還する方針を示していた。
トランプ政権は3月中旬、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、ベネズエラのギャング「トレンデアラグア」の構成員とされる約250人をエルサルバドルの刑務所に送った。
送還されたベネズエラ人の家族とその弁護士たちはギャングとのつながりを否定。法廷でトランプ政権の主張に異議を唱える機会が与えられなかったと非難している。
ロイター通信は18日、エルサルバドル当局者の話しとして、「エルサルバドル政府はテコルカの刑務所に収監されているベネズエラ人238人をカラカスに送還し、ベネズエラ政府が米国人5人と米国永住権保持者5人を米側に引き渡す計画である」と報じていた。