▽専門家によると、アイスは内臓を冷やすため、熱中症防止に役立つという。ただし、与えすぎると人間と同じようにおなかを壊す可能性がある。
南米ブラジル・リオデジャネイロの動物園が暑さ対策の一環として、動物にアイスキャンディーを与えている。
リオの動物園バイオパークは22日、「アイス配布大作戦」と名付けた取り組みをメディアに公開。野菜や果物などを凍らせたオリジナルアイスをライオン、ジャガー、クマ、サルなどに与えた。
ブラジルの一部地域の気温はここ数日、40度を超えている。リオは30~35度で推移しているが、それでも暑い。
動物たちも人間と同様、うだるような暑さにウンザリし、池に飛び込んだり、日陰でぐったりしている。
専門家によると、アイスは内臓を冷やすため、熱中症防止に役立つという。ただし、与えすぎると人間と同じようにおなかを壊す可能性がある。
バイオパークの担当者はAP通信の取材に対し、「肉食動物が好むアイスは血の味です」と語った。
それによると、職員は魚の血などを使って「ブラッド・アイス」を作っているという。
アイスを食べた動物は身体が冷え、積極的に動くようになり、利用客を楽しませる。
気象台によると、リオの最高気温はしばらく30~33度を維持する見通し。