ベネズエラ暫定政権、139人の政治犯釈放=人権団体
首都カラカスに拠点を置く人権団体フォロ・ペナル(Foro Penal)は17日、1月8日以降に少なくとも139人の政治犯が釈放されたことを確認したと発表した。
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ベネズエラ国内で米軍によるマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領拘束作戦後、政治犯の釈放が進んでいることが人権団体の発表で明らかになった。首都カラカスに拠点を置く人権団体フォロ・ペナル(Foro Penal)は17日、1月8日以降に少なくとも139人の政治犯が釈放されたことを確認したと発表した。これは政治的な理由で拘束されていた人々である。
フォロ・ペナルによると、釈放された政治犯には反政府活動に関与したとして拘束されていた人物や、市民権運動の支援者、複数の国籍を持つ外国人も含まれているという。ただし、暫定政権は公式な人数を示しておらず、フォロ・ペナルは不明な点が残るとしている。フォロ・ペナルはこれまでにも拘束状況のデータを公表しており、依然として多数の政治犯が拘留されていると指摘している。
今回の釈放は1月3日のマドゥロ拘束を受けて進んでいるとみられ、国際的な圧力や交渉が影響した可能性がある。フォロ・ペナルの発表は、政府側が進める釈放について独立した確認として広く受け止められているが、同団体は透明性の欠如や情報公開の遅れを批判している。
国際社会からはこの動きを評価する声もある一方、依然として多くの政治犯が拘束されている。人権団体は今回の釈放が恒久的な改革につながるかどうかについて慎重な姿勢を崩しておらず、さらなる釈放と法的手続きの改善を求めている。
ベネズエラではこれまで、反体制派や政権に批判的な立場を取る市民が政治犯として拘束されるケースが国際的な批判を招いてきた背景がある。フォロ・ペナルは2014年以降の政治犯拘留を継続的に追跡しており、数百〜千件規模の拘束が報告されているというデータを示している。今回の139人の釈放はそうした長年の状況の中での一つの動きとされ、国際人権団体は全面的な釈放と司法制度改革が必要だと訴えている。
ベネズエラの政治情勢はなお不透明であり、政治犯問題は引き続き国内外で注視される見込みだ。各国政府や国際機関は人権尊重の強化を促すとともに、透明性あるプロセスの構築を求めている。
