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コロンビア炭鉱爆発、鉱夫6人死亡、当局の許可なく操業

事故が起きたのは首都ボゴタの北方約120キロに位置する炭鉱で、5日に坑内でメタンガスが原因とみられる爆発が発生した。
コロンビアの炭鉱(Getty Images/AFP通信)

コロンビア中部の炭鉱で発生したメタンガス爆発事故で坑内に閉じ込められていた鉱夫6人全員の遺体が救助隊によって収容された。地元当局が7日、明らかにした。捜索活動は7日午後までに終了したという。

事故が起きたのは首都ボゴタの北方約120キロに位置する炭鉱で、5日に坑内でメタンガスが原因とみられる爆発が発生した。これにより作業員6人が坑内に取り残され、一時は生存の可能性を探る捜索が行われていたが、最終的に全員の死亡が確認された。

救助活動は地元消防や警察を含む複数の機関が連携して進めてきた。当局によると、6日に2人の遺体を収容、残り4人は7日に見つかったという。身元と死因は明らかになっていない。

政府はこの炭鉱が正式な採掘許可を得ずに操業していたと指摘している。この炭鉱は2019年3月に閉鎖命令を受けていたが、現地では非公式・非登録の採掘が続けられていたという。こうした状況下で安全管理が不十分だったことが事故につながったとみられる。

当局は爆発の原因や安全管理の不備について調査を進めるとともに、炭鉱の取り締まり強化を図る方針を示している。ペトロ政権は声明で、爆発の直接的な要因は坑内に蓄積したメタンガスと説明しているが、違法採掘が続いていたこと自体が重大な問題であり、今後の再発防止策を検討する必要があると強調した。

コロンビアでは、特に農村部の炭鉱地帯を中心に非公式な鉱山が多数存在し、安全基準や監督の欠如が事故につながるケースが報告されている。こうした非公式な採掘現場では防護設備やガス検知装置などが十分に整備されないまま作業が行われるケースが多く、今回のような大規模な爆発事故につながるリスクが指摘されている。

地元住民や遺族らは事故後も救助隊の動向を注視していた。親族の一人は、事故発生直後から現場近くで待機し、救助の進展を固唾をのんで見守っていたという。関係者は今後遺体の身元確認や遺族への通知、事故原因の究明を含む正式な捜査手続きを急ぐとしている。

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