ベネズエラの空港でプライベートジェット墜落、2人負傷
ソーシャルメディアに投稿された動画には、空港滑走路から黒煙が上がる様子が映っていた。
.jpg)
ベネズエラ・カラカス郊外にあるシモン・ボリバル国際空港を離陸したプライベートジェットが墜落し、少なくとも2人が負傷した。航空当局が24日、明らかにした。
それによると、救助隊が2人を救出し、容体は安定しているという。当局は2人を「乗客」と説明したが、他に搭乗者がいたかどうかは明らかにしていない。
プライベートジェットは離陸直後に高度を下げ、墜落したとのこと。地上で墜落に巻き込まれた人がいるかは不明だ。
ソーシャルメディアに投稿された動画には、空港滑走路から黒煙が上がる様子が映っていた。
フライトトラッカーによると、このジェット機は過去1カ月間、ベネズエラ国内に加え、パナマとキューバでも飛行していた。
シモン・ボリバル国際空港はカラカスに最も近い主要空港であり、国内外の航空路線の中心的ハブである。空港はカラカス中心部から約20キロ北西に位置し、カリブ海に面した地理的条件により国際線のアクセスが良好である。名称は南米独立の英雄シモン・ボリバルに由来する。
空港は2本の滑走路を備え、大型機の離着陸に対応している。国際線ターミナルと国内線ターミナルに分かれており、米国、欧州、カリブ諸国を結ぶ便が多数運航される。ベネズエラ国内の主要都市との接続も整備されており、航空輸送の重要拠点となっている。
一方で、空港運営は経済状況や国際制裁の影響を受けやすく、施設の老朽化やサービスの不安定さが課題となっている。警備体制や運行管理の改善が求められており、安全性や利便性の向上が課題である。