ベネズエラ大統領が教皇レオ14世に書簡、米海軍の「麻薬密輸船」空爆に言及か
カリブ海に展開している海軍は先月初め、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに3~4隻の麻薬密輸船を爆撃した。
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ベネズエラの独裁者であるマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は6日、同国の平和を維持するために、ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世(Pope Leo XIV)に書簡を送り、支援を要請したと明らかにした。
マドゥロ氏は国営テレビにインタビューで、「私が教皇に送った手紙でも述べた通り、教皇がベネズエラの平和と安定の維持を支援してくださることを強く信じている」と語った。
マドゥロ氏は書簡の詳細を明らかにせず、ベネズエラ大統領とバチカン市国もコメントを出していない。
トランプ(Donald Trump)米大統領は先週、米国が中南米の麻薬カルテルと戦争状態にあると宣言した。
カリブ海に展開している海軍は先月初め、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに3~4隻の麻薬密輸船を爆撃した。
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
マドゥロ氏はこの攻撃を米国による「侵略行為」と呼び、国際社会に米海軍を止めるよう求めている。
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ベネズエラ政界における麻薬汚染は地理的条件、経済危機、国際関係の悪化といった複合的要因によって拡大してきた。 ベネズエラ
