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▽トランプ米政権の相互関税で多くの国が景気後退に陥るという懸念が高まる中、エネルギー市場も減速するという見方が強くなり、原油価格を押し下げている。
国営ブラジル石油公社(ペトロブラス)のロゴ(Getty Images)

ブラジル政府が国営ブラジル石油公社(ペトロブラス)に対し、ディーゼルの価格引き下げを検討するよう要請した。現地メディアが7日に報じた。

それによると、シルベイラ(Alexandre Silveira)鉱業・エネルギー相はペトロブラスのシャンブリアード(Magda Chambriard)CEOに対し、業者に販売するディーゼルの価格引き下げを検討するよう要請したという。

またシルベイラ氏は最近の原油価格の下落と通貨の安定を理由に、「値下げは十分可能である」と提言したとされる。

トランプ米政権の相互関税で多くの国が景気後退に陥るという懸念が高まる中、エネルギー市場も減速するという見方が強くなり、原油価格を押し下げている。

ペトロブラスは前日、ディーゼルの価格を4.6%、1リットル当たり0.17レアル引き下げた。値下げは2023年以来2年ぶりである。

ペトロブラスは国民の生活費を下げるため、ルラ政権からしばしば業者への燃料価格を引き下げるよう圧力を受けている。

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