ペルー大統領選の候補者が交通事故で死亡、4月12日投開票
現場は首都リマの南東約430キロに位置するアンデス山中の農村部で、ベセラ氏が乗っていた車両が道を外れて転落したという。
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南米ペルーで4月の大統領選に立候補していた政治家が交通事故で死亡した。現地メディアが15日に報じた。
亡くなったのは政治団体「労働者・企業家党」の大統領候補ナポレオン・ベセラ(Napoleón Becerra、61歳)氏。4月12日に予定されている大統領選挙に立候補し、選挙集会に向かう途中だった。地元警察によると、事故は15日、アンデス山脈の山間部を走る道路で発生した。
現場は首都リマの南東約430キロに位置するアンデス山中の農村部で、ベセラ氏が乗っていた車両が道を外れて転落したという。地元テレビ局は同乗していた3人が負傷し、病院に搬送されたと伝えている。
事故後、ベセラ氏の遺体は南東部アヤクチョ州の州都ワマンガに運ばれた。詳しい事故原因については当局が調査している。
ベセラ氏は左派系の政治家、今回の大統領選には36人が立候補している。世論調査によると、支持率は1%未満にとどまり、主要候補ではなかったものの、選挙戦の最中に候補者が死亡する異例の事態となった。
ペルーでは近年、政権交代や政治対立が続くなど政治的混乱が長期化している。2月には議会がホセ・ヘリ(José Jerí)暫定大統領を解任、新たな暫定大統領が選出された。
こうした状況の中で行われる今回の総選挙は政治危機に区切りをつける契機になるとの期待が国内で高まっている。ベセラ氏の突然の死は選挙戦の構図に影響を与える可能性もあり、今後の各党の対応や選挙戦の行方が注目されている。
