▽漁師たちは28日、大荒れの天気の中、漁船を陸に引き上げようとしたものの、強風にあおられ多くのボートが転覆、数人が海に落ちた。
南米ペルーの海軍が同国北部の海岸で身動きが取れなくなった地元の漁師約30人を救助した。現地メディアが29日に報じた。
それによると、漁師たちは28日、大荒れの天気の中、漁船を陸に引き上げようとしたものの、強風にあおられ多くのボートが転覆、数人が海に落ちたという。
現場は首都リマの北方約1200キロに位置するトゥンベスの海岸。一部の漁師はボートと近くの木をロープで固定し、現場で夜を明かした。
海軍の報道官は声明で、「漁師たちはボートを守るために無茶をした」と語った。それによると、高波によって数隻が転覆し、この地域の港は閉鎖を余儀なくされたという。
死傷者は確認されておらず、消防と警察が漁師たちから話しを聞いている。