スポンサーリンク
▽銅の価格は昨年、史上最高値を更新。現在も需要の拡大が続く一方、供給量は不足している。
南米ペルーの露天掘り銅鉱山(AdobeStock)

南米ペルーの銅生産量が今年、2%から4%増加する見通しである。ペルー鉱業・石油・エネルギー協会(SNMPE)が9日、明らかにした。

それによると、今年の銅生産量は279万トン~285万トンに達する見通し。昨年は274万トンであった。

ペルーは世界屈指の銅生産国であり、ここ数年の価格高騰で大きな利益を得ている。銅の価格は昨年、史上最高値を更新。現在も需要の拡大が続く一方、供給量は不足している。

SNMPEのトレブランカ(Julia Torreblanca)代表はロイター通信の取材に対し、「政府は鉱山会社がより迅速に生産を立ち上げられるよう、許認可プロセスの合理化に取り組んでいる」と語った。

またトレブランカ氏は「政府はトランプ米政権による10%の一律関税の影響を軽減することを検討しており、トランプ政権が銅に関税をかけることになれば、米国以外の市場に目を向けることになる」と述べた。

ボルアルテ政権も米国が銅に関税をかけた場合、関税の低い国への供給を優先する可能性があると示唆している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク