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▽警察の統計によると、2024年に報告された殺人件数は2057件。23年の1508件から35%増加した。
南米ペルーのボルアルテ大統領(Getty Images/AFP通信)

南米ペルーで犯罪が急増する中、国会が批判にさらされていたサンティバネス(Juan Jose Santivanez)内相の更迭を承認した。

議会のX(旧ツイッター)アカウントによると、サンティバネス氏は政治的責任と、この国が直面している市民の不安の波に対処できないことを理由に解任されたという。

ルアルテ(Dina Boluarte)大統領は17日、暴力事件が急増しているとして、首都リマと隣接するカヤオに30日間の非常事態を宣言し、市内に陸軍を展開した。

リマではバンドのメンバーを乗せたバスが武装集団の攻撃を受けるなど、凶悪事件が多発。市内のレストランでは先週末、手榴弾とみられる爆発物が爆発し、少なくとも11人が重軽傷を負った。逮捕者は出ていない。

警察の統計によると、2024年に報告された殺人件数は2057件。23年の1508件から35%増加した。

ボルアルテ氏は非常事態宣言時、「ペルーで死刑が適用されるのは国家反逆罪のみだが、殺人者の死刑を望んでいる」と警告した。

昨年市民が警察に報告した恐喝の苦情は2万2800件に達した。

ペルーではこの数年、暴力事件が急増。政府はその都度、非常事態を宣言してきた。

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