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ペルーのケイコ・フジモリ氏、4度目の大統領選出馬を表明

ケイコ・フジモリ氏は過去3回大統領選に出馬し、いずれも敗れている。
ペルーのケイコ・フジモリ氏(ロイター通信)

南米ペルーのケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏が30日、来年4月の大統領選に出馬すると表明した。

ケイコ・フジモリ氏は過去3回大統領選に出馬し、いずれも敗れている。前回は2021年の選挙で左派のカスティジョ(Pedro Castillo)元大統領に敗れた。カスティジョ氏は2022年末に弾劾、国家反逆罪などの罪で逮捕・起訴されている。

ケイコ・フジモリ氏は2016年と2011年の選挙でも中道の候補に敗れた。

ケイコ・フジモリ氏の父であるフジモリ(Alberto Fujimori)元大統領は昨年9月に亡くなった。

フジモリ氏は1991年と1992年に「反テロリスト作戦」を指揮し、子供を含む反対派勢力25人を殺害。2009年に「人道に対する罪」などで懲役25年を言い渡された。

ペルーの憲法裁判所は先週、2011年と2016年の選挙資金不正疑惑をめぐるケイコ・フジモリ氏に対する捜査・審理を無効と裁定した。

憲法裁は資金洗浄罪が刑法に追加されたのは2016年11月であり、遡及適用できないと判断した。ケイコ・フジモリ氏は捜査過程で17か月近く拘留されていた。

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