▽故フジモリ元大統領の娘であるケイコ氏は2011年と2016年の選挙キャンペーンのために違法な献金を受けた罪で起訴された。
南米ペルーの裁判所は13日、ブラジルの建設会社や地元企業から違法な資金を受け取ったとして訴えられていた元大統領候補ケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏のマネーロンダリング裁判を破棄した。
故フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の娘であるケイコ氏は2011年と2016年の選挙キャンペーンのために違法な献金を受けた罪で起訴された。実刑が確定した場合、30年以下の懲役刑に処される可能性があった。
地元テレビ局は首都リマの裁判所の声明を引用し、「憲法裁判所の最近の判決に基づき、他の被告とともにケイコ被告の裁判も破棄する」と伝えている。
ケイコ氏は大統領選に3回立候補している。
最後に立候補したのは2021年で、左派のカスティジョ(Pedro Castillo)に敗れた。カスティジョは議会を違法に解散しようとして弾劾され、22年末に投獄された。
ケイコ氏は現在、右派政党ポピュラー・フォースを率いている。
ケイコ氏の父であるフジモリ氏は大統領在任中の人権侵害により禁固25年の実刑判決を受け、2023年に釈放。24年9月に死去した。