ペルー憲法裁判所、ボルアルテ大統領に関する捜査停止命じる
ボルアルテ氏は2022年末に大統領に就任した後、抗議デモの取り締まりにおける死亡事件への関与、不正な財産形成、高価な宝飾品の受領に関する捜査を受けていた。
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南米ペルーの憲法裁判所は19日、検察がボルアルテ(Dina Boluarte)大統領に対して行っている捜査を一時停止するよう命じた。
ボルアルテ氏は2022年末に大統領に就任した後、抗議デモの取り締まりにおける死亡事件への関与、不正な財産形成、高価な宝飾品の受領に関する捜査を受けていた。
捜査当局は昨年、影響力を行使して金銭と引き換えに地方自治体の長を任命したり、政党登録に必要な署名を集めたりしたとして、ボルアルテ氏の弟とその弁護士を逮捕した。
ボルアルテ氏の前任であるカスティジョ(Pedro Castillo)前大統領は2022年12月、議会を一時的に解散し、「特別緊急政府」を設置するとテレビ演説で発表した後、弾劾投票で罷免。反逆罪で逮捕された。
その後まもなく、当時副大統領であったボルアルテ氏が同国初の女性大統領に就任した。
捜査当局は昨年3月、ボルアルテ氏の疑惑を受け、同氏の自宅を家宅捜索。その数日後、議会はボルアルテ氏の不信任決議案を反対多数で否決した。