◎5月25日はペルー国内で初めてサーカスが開催された日とされる。
ペルーの首都リマで25日、「ピエロの日」を祝うパレードが行われ、数百人の現役ピエロを含む数千人が市内を練り歩いた。
リマのピエロ組合は何年も前からこの日を祝日に設定するよう中央政府に求めてきた。
5月25日はペルー国内で初めてサーカスが開催された日とされる。
現役ピエロたちはカラフルな衣装を身に着け、様々な技を披露しながら市中心部の通りを練り歩いた。
組合の代表はAP通信の取材に対し、「これからもピエロの日が国の祝日になるよう、様々な活動を通じて政府に求めていきたい」と語った。
組合はピエロの日が祝日になれば、全国で働く約20万人のピエロが自治体や地域コミュニティでパフォーマンスを披露しやすくなったり、ピエロの技術を教える専門学校設立の可能性が開けるという。
国会はこれを祝日とする法案についてまだ議論していない。
地元メディアによると、サーカスや子供向けのイベントで生計を立てられるぺエロはごくわずかで、多くが別の職に就いているという。
地元テレビ局の取材に応じたピエロは「この日を祝日にすれば、多くのピエロが活動しやすくなり、新たな才能も発掘されるだろう」と語った。