▽ペルーは2023年の景気後退から立ち直りつつある。24年のGDP伸び率はプラス3.3%、政府は今年の成長率を4.0~4.5%と予想している。
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ペルー中央銀行は14日、今年1月のGDP伸び率がプラス4%程度であったと明らかにした。
ペルーは2023年の景気後退から立ち直りつつある。24年のGDP伸び率はプラス3.3%、政府は今年の成長率を4.0~4.5%と予想している。
中銀のチーフエコノミストであるアルマス(Adrian Armas)氏はオンライン会見で、「米国の広範でオン・オフの激しい関税政策に対する不確実性が、より不安定で不確実な世界情勢を生み出している」と語った。
またアルマス氏は「製造業と農業セクターは他の産業よりも関税の影響を受けやすい可能性があるものの、ペルーへの影響は限定的とみている」と述べた。
米ホワイトハウスの高官は今週、銅製品を関税対象に加える予定と明らかにした。
ペルーは世界を代表する銅生産国のひとつであり、米国が関税をかければ、国内産業に大きな影響を与える可能性がある。
銅は高い導電性と熱伝導性を持ち、安価で加工しやすく、送電線や自動車のワイヤーハーネス、半導体のICリードフレーム、電気機器のコネクタ、配電盤などに使われている。