ブラジル産牛肉の輸出量が過去最高を更新、トランプ50%関税導入

25年7月の牛肉輸出量は前年同月比で約17%増。24年10月の27万300トンを上回り、過去最高を更新した。
ブラジル産牛肉(Getty Images)

6日に発表された貿易データによると、ブラジルの生鮮牛肉輸出量は7月に過去最高の27万6900トンに達し、トランプ関税適用前に急増したことが明らかになった。

25年7月の牛肉輸出量は前年同月比で約17%増。24年10月の27万300トンを上回り、過去最高を更新した。

全体の約12%が米国向けで、中国に次ぐ第2位の輸入量となった。

米国に生産量の5%を輸出するブラジルの輸出業者アストラはロイター通信の取材に対し、「本日より適用される新たな関税を回避するため、今週出荷を行った」と述べた。

アストラは米国のほぼすべての港に牛肉を輸出している。

ブラジルの牛肉輸出は今年、主要輸入国からの強い需要を背景に着実に増加している。

上半期には、慢性的な牛不足に直面する米国に18万1400トン、中国市場に63万1800トンを輸出した。

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