◎オートバイは警察の検問所で爆発した。
コロンビア南部カリ近郊のハムンディで7日、爆発物を積んだオートバイが爆発し、運転手が死亡、14人が負傷した。警察が明らかにした。
それによると、オートバイは警察の検問所で爆発したという。
カリ警察の責任者は記者団に対し、「当局はゲリラによる暴力を防ぐため、ハムンディ近郊の集落で検問を行っていた」と語った。
それによると、運転手は警察官に呼び止められ、検問所前で止まった後、突然自爆したという。
この爆発により、近くにいた警察官7人と一般市民7人が負傷し、病院に搬送された。このうち警察官1人が重傷と伝えられている。
ハムンディにはコカインの原料であるコカの葉のプランテーションが多数あり、港とつながっていることから、麻薬カルテルにとって戦略的に重要な場所となっている。
この地域ではコロンビア革命軍(FARC)から分離した犯罪グループが複数活動している。これらのグループは政府とFARCが2016年に結んだ和平協定に参加せず、他のゲリラと連携して治安部隊を定期的に攻撃している。
ペトロ(Gustavo Petro)大統領は現在、この和平協定に参加していないゲリラや過激派との交渉を進めている。