コロンビア南部で軍用機墜落、77人負傷、捜索・救助続く
墜落したのは米ロッキード・マーチン製のC130輸送機で、兵士らを乗せて南部プトゥマヨ県の空港を離陸した直後に墜落した。
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コロンビア南部で23日、軍用輸送機が離陸直後に墜落し、少なくとも77人が負傷した。地元メディアは軍当局の話しとして、「乗員125人が搭乗していた」と伝えている。
墜落したのは米ロッキード・マーチン製のC130輸送機で、兵士らを乗せて南部プトゥマヨ県の空港を離陸した直後に墜落した。機内には兵士114人と乗員11人が搭乗していたと伝えられている。
空軍によると、機体は離陸後まもなくトラブルに見舞われ、空港から約2キロ離れた地点に墜落した。現時点で事故原因は明らかになっておらず、技術的な不具合の可能性も含めて調査が進められている。
現場からは黒煙が立ち上る様子が確認され、機体は森林地帯に落下したとみられる。救助活動には軍、警察、地元住民も加わり、負傷した兵士らはトラックやバイクなどで搬送された。空軍は負傷者を首都ボゴタなどの病院へ空輸するため、医療設備を備えた航空機を派遣した。
これまでに少なくとも77人が救出、負傷していることが確認されているが、安否不明者もおり、被害の全容は判明していない。死者数についても公式な確定情報は出ておらず、救助活動が続いている。
サンチェス(Pedro Sánchez)国防相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。この事故を「非常に痛ましい出来事」と表現し、関係機関が総力を挙げて対応していると述べた。また空軍トップも「現時点で詳細は不明だが、重大な問題が発生した」と説明している。
ペトロ(Gustavo Petro)大統領は声明で負傷者とその家族に連帯を示すとともに、軍装備の近代化の必要性を改めて強調した。ペトロ氏はこれまで、軍の老朽化した航空機の更新を進める必要性を訴えており、今回の事故を受けて制度的な遅れや官僚的障害への批判を強めていた。
事故が起きたプトゥマヨ県はペルーやエクアドルと接するアマゾン地域に位置し、軍の活動が活発な地域でもある。こうした遠隔地ではインフラや医療体制が十分でないことも多く、大規模事故時の対応の難しさが課題とされてきた。
今回の墜落は同国の軍用航空体制の安全性や老朽化問題に対する懸念を浮き彫りにした。原因究明と再発防止策の策定が急務となっている。
