◎アルゼンチン大統領府によると、ミレイ氏は会談の中でマクロン氏に謝罪したという。
アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領が26日、フランスの首都パリでマクロン(Emmanuel Macron)大統領と会談し、先週勃発したサッカーチャント論争を脇に置いた。
この首脳会談はサッカーアルゼンチン代表が先週行われたコパアメリカ決勝でコロンビア代表に勝利した後、フランスを揶揄する人種差別的なチャントを歌ったことを受け、特別開催された。
このチャントはアルゼンチン代表が22年のワールドカップでフランス代表と対戦する前に生まれたものであり、フランスが出場しないコパアメリカで再登場した。
さらに事態を悪化させたのはアルゼンチンのビジャルエル(Victoria Villarruel)副大統領が侮蔑的なチャントを歌った代表選手を擁護し、フランス政府がアルゼンチンを批判していることを「偽善的」と非難したことだ。
アルゼンチン大統領府によると、ミレイ氏は会談の中でマクロン氏に謝罪したという。
マクロン氏は外交危機を和らげようとしたミレイ氏ら関係者に感謝の意を伝えた。
フランスサッカー協会はアルゼンチンサッカー協会やFIFA(国際サッカー連盟)に抗議している。
アルゼンチンサッカー協会はコパアメリカでこのチャントが再浮上したことについて、「関係者に話しを聞いている」と報告している。