◎米国国境に押し寄せている移民の多くがキューバ、ベネズエラ、ハイチ、ホンジュラス人である。
メキシコのオブラドール( Andrés Manuel López Obrador)大統領は18日、中南米の同盟国を招いて移民に関する問題を協議すると発表した。
それによると、会議は22日に予定されており、キューバ、ベネズエラ、ハイチ、ホンジュラス、エクアドル、グアテマラの首脳などが出席する。
米国国境に押し寄せている移民の多くがキューバ、ベネズエラ、ハイチ、ホンジュラス人である。
オブラドール氏は記者団に対し、「他の近隣諸国も会議に関係者を派遣する」と明らかにした。
またオブラドール氏は「人々が母国を離れる根本的な原因も取り上げ、対策を考えたい」と述べた。
メキシコ当局によると、米国国境に到着する移民は増加傾向にあり、その多くが徒歩でメキシコを縦断しているという。
メキシコ入りする移民の多くがパナマとコロンビアの間にある危険な密林地帯「ダリエン地峡(Darien Gap)」を通ってくる。
パナマ政府の推定によると、今年ダリエン地峡を通過した移民は42万を超えたという。昨年1年は約25万人、今年はこれを大幅に上回り、50万人を超える可能性がある。