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ベネズエラ首都でマチャド氏のノーベル平和賞受賞を祝うイベント

ソーシャルメディアで共有された動画には警察官が見守る中、マチャド氏の写真などを掲げて大騒ぎする市民の姿が映っていた。逮捕者の情報はない。
2024年6月1日/ベネズエラ、首都カラカス、マチャド元議員(AP通信)

ベネズエラの首都カラカスで12日、野党指導者マリア・コリナ・マチャド(María Corina Machado)氏のノーベル平和賞受賞を祝うイベントが行われ、数千人が参加した。

現地メディアによると、参加者たちはマチャド氏に敬意を表し、マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領を非難したという。

ノルウェーのノーベル委員会は10日、マチャド氏にノーベル平和賞を授与すると発表した。

ソーシャルメディアで共有された動画には警察官が見守る中、マチャド氏の写真などを掲げて大騒ぎする市民の姿が映っていた。逮捕者の情報はない。

マチャド氏は1967年10月7日、首都カラカス生まれ。工業工学の学位を取得し、その後ファイナンスの修士号を取得するなど技術と経済の素養を備えている。

市民社会活動に若くして関わり、2002年には市民ボランティア団体「Súmate(スマテ)」の創設に関わった。

2010年の選挙では全国で最も多くの票を獲得して当選した。

マドゥロ氏との対立は長年にわたる。

マドゥロ氏は経済危機と混乱の中で統制を強め、反対派に対する法的・非公式な圧力を強化した。

マチャド氏は政権の人権状況や選挙の公正性を一貫して批判し、その結果として自身やその支持者はしばしば標的にされた。

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