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▽ボルサ・ファミリアは20年以上続く支援プログラムで最貧困世帯に直接現金を給付している。
ブラジル、貧困層向け給付金に必要なカード(Getty Images)

ブラジル政府は8日、貧困層向け給付金「ボルサ・ファミリア(Bolsa Familia)」の増額を検討していないと述べ、調整を進めているという閣僚の発言を否定した。

ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領の首席補佐官は声明で、「政府はボルサ・ファミリアの増額を検討しておらず、協議もしていない」と述べた。

また首席補佐官は「これは閣議の議題になっておらず、現時点で議論される予定もない」とした。

ボルサ・ファミリアは20年以上続く支援プログラムで最貧困世帯に直接現金を給付している。今年の推定費用は1663億レアル(約4兆3400億円)。

支持率低下に悩むルラ氏は食品価格の高騰に懸念を表明している。通貨レアルは昨年末、債務問題に対する投資家の懸念から暴落した。

1月のデータによると、ボルサ・ファミリアは約2050万世帯に月平均約674レアル(約1万8000円)を給付している。

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