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▽地元住民がSNSに投稿した写真には濃いピンク色に染まった川を心配そうに見つめる人々の姿が写っていた。
2025年2月7日/アルゼンチン、首都ブエノスアイレス郊外、ピンク色に染まった川(ロイター通信)

アルゼンチン東部ブエノスアイレス州郊外を流れる河川がピンク色に染まり、工業用化学薬品が投棄されたのではないかという懸念が高まっている。

同州アベジャネーダ近郊のサランディ川の流域には化学薬品を使って動物の皮を加工する皮なめし工場などがある。

地元住民がSNSに投稿した写真には濃いピンク色に染まった川を心配そうに見つめる人々の姿が写っていた。

地元住民によると、川は5日から6日の間に変色したとみられる。

ロイター通信の取材に応じた女性は、「朝目が覚めると、強烈な臭いがしたので、おかしいと思って外に出たら、川が紫色になっていた」と語った。

別の住民はAP通信に、「6日の午前5時30分時点で川の色は完全におかしくなっていた」と述べた。

アベジャネーダの自治体は染料や医薬品に使用される有毒物質が川に流れだした可能性があるとして、調査している。

現地メディアによると、地元の環境保護団体が川のサンプルを採取した後、州政府に即時調査を要請したという。

一部の専門家は甲殻類の褐色化防止や防腐剤として使用される「亜硫酸ナトリウム」が原因ではないかと疑っている。

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