スポンサーリンク
▽PCCは最大都市サンパウロの刑務所で1993年に設立され、麻薬密売、銀行強盗、窃盗などで利益を上げ、ブラジル最大の犯罪組織になった。
ブラジル、リオデジャネイロ郊外、警察官(Getty Images)

ブラジル連邦警察は17日、同国最大の犯罪組織であるPCC(首都第一コマンド)のリーダーがボリビア東部で逮捕されたと明らかにした。

それによると、PCCのリーダーの1人であるマルコス・ロベルト・デ・アルメイダ(Marcos Roberto de Almeida)はボリビア警察と国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)との共同作戦で逮捕されたという。

容疑者は組織犯罪、資金洗浄、麻薬密売などの罪で禁固12年の実刑判決を受け、2020年から国際逃亡者となっていた。

ブラジル連邦警察は声明で、「アルメイダは16日、ボリビア警察とインターポールの共同作戦により、ボリビア東部で逮捕された」と述べた。

それによると、容疑者はボリビアの警察署で入国管理上の問題に対処する際、偽の身分証明書を提示していたという。

ボリビア当局は証明書が偽物であることを確認し、インターポールとブラジル警察に連絡を入れ、逮捕に至った。

PCCは最大都市サンパウロの刑務所で1993年に設立され、麻薬密売、銀行強盗、窃盗などで利益を上げ、ブラジル最大の犯罪組織になった。構成員は2万人以上と推定され、うち6000人が刑務所に収容されているとみられる。

米政府はPCCとCV(赤コマンド)を国際テロリストに指定するようブラジル政府に求めている。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク