スポンサーリンク
▽ペルーは世界屈指の銅生産国であり、昨年の生産量は2.7~2.8百万トンと見込まれている。
ペルー、資源大手グレンコアが所有するアンタパカイ銅山の入り口近く、デモ隊(ロイター通信)

南米ペルーの先住民族グループが資源大手グレンコアが所有するアンタパカイ銅山の封鎖を解除した。地元当局が7日、明らかにした。

先住民族グループは1週間前にこの銅山を占領。政府と企業に拡張計画の説明と補償を求めていた。

地元当局によると、先住民族の酋長は政府当局との交渉で合意。封鎖を解除したという。

ロイター通信は当局者の話しとして、「政府とグレンコアは鉱山拡張に伴う先住民族への説明や補償について、話し合いを進めていくことで酋長と合意した」と伝えている。

グレンコアはコメントを出していない。

地元住民は3月30日、アンデス山脈の都市クスコにあるアンタパカイ銅山の拡張計画に懸念を表明し、付近の道路を封鎖し始めた。

グレンコアは4日の声明で、「抗議デモは銅山の生産に影響を及ぼしていない」と述べる一方、先住民族との対話に前向きであると表明していた。

ペルーは世界屈指の銅生産国であり、昨年の生産量は2.7~2.8百万トンと見込まれている。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク