イラクがブラジル産鶏肉の輸入禁止解除、韓国も緩和=ブラジル農務省
ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国である。
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ブラジル農業省は23日、イラクがブラジル産鶏肉の輸入禁止措置を解除し、韓国も制限を緩和したと明らかにした。
同国では先月中旬、国内の養鶏場で初めて鳥インフルが検出された。
これを受け、イラクや韓国を含む数十カ国がブラジル産鶏肉の輸入を一時停止した。
韓国は現在、鳥インフルの影響を受けた地域からの鶏肉のみを制限対象としているが、詳細は明らかにしていない。イラクと韓国はともに、ブラジル産鶏肉の輸入を停止していた。
ブラジル当局は18日、鳥インフルの感染収束を意味する「清浄化」を宣言。国際獣疫事務局(WOAH)も感染収束を認定した。
当局はこれを受け、各国に措置の解除を求めている。
鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。
ヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。
H5N1型は近年、牛、犬、猫、アシカ、ホッキョクグマに至るまで、多くの動物から検出されるようになった。ヒトからヒトへの感染は報告されていない。H5N1、H5N2、H5N6、H5N8などの型が世界各地で流行している。