▽アルゼンチンは何年も前から頑固なインフレ、外貨準備の枯渇、膨大な債務と戦ってきた。
と国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事(AP通信).jpg)
アルゼンチン政府は9日、国際通貨基金(IMF)の理事会が11日の会合で同国に対する200億ドルの新規融資を承認すると発表した。
大統領府の報道官は地元ラジオ局のインタビューで、「IMF理事会は融資を承認する方向で調整している」と語った。
また報道官は「アルゼンチンにとって、この融資は大きな意味がある」と述べた。
IMFは8日、アルゼンチンへの融資について、「実務者レベルで合意に達した」と明らかにしていた。
アルゼンチンは何年も前から頑固なインフレ、外貨準備の枯渇、膨大な債務と戦ってきた。
新しいIMF融資が承認されれば、同国にとってIMFとの23回目の取引となる。
実現すれば中央銀行の外貨準備が強化され、ミレイ政権をサポートし、債務不履行リスクを軽減するのに役立つだろう。
アルゼンチンは長年にわたる過剰支出、通貨危機、そして債務不履行により、外貨準備高がマイナスになっている。同国にとって、IMFは最大の借り手であり、過去の左派政権は22の融資プログラムを受け、440億ドルを返済中だ。
大統領府の報道官はこう強調した。「初めて、まともな理由でIMF融資を受けることになる。ばらまきや無駄遣いではなく、明確な理由を持つ、国を活性化させる政策に使われるだろう。ミレイ(Javier Milei)大統領は財政を引き締め、経済を安定させる努力を継続する...」