▽IMFによるアルゼンチンへの融資は23回目である。
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国際通貨基金(IMF)の理事会が11日、アルゼンチンに対する200億ドルの融資を承認し、120億ドルの即時支払いを発表した。融資期間は48カ月。
IMFによるアルゼンチンへの融資は23回目である。
アルゼンチンは長年にわたる過剰支出、通貨危機、そして債務不履行により、外貨準備高がマイナスになっている。同国にとって、IMFは最大の借り手であり、過去の左派政権は22の融資プログラムを受け、440億ドルを返済中だ。
アルゼンチン中銀は11日、外国為替市場の規制を緩和し、ペソが1ドルあたり1000~1400ペソの間で自由に変動できるようにすると発表。米州開発銀行(IDB)も独自の対アルゼンチン融資を発表する見込みである。
世界銀行もアルゼンチンに対する120億ドルの新規融資を発表する予定である。
23年末に就任したミレイ(Javier Milei)大統領は過去の左派政権が残した負債を一掃すると宣言。緊縮財政を推進し、手厚い補助金を軒並み削減、物価統制を廃止し、通貨切り下げを含む経済改革に着手した。
その結果、インフレ率は1桁台まで低下。16年ぶりに四半期ベースで財政黒字を達成するなど、多くの経済的成功を収めてきた。
しかし、補助金頼みの生活を送ってきた低所得者層はミレイ氏の激しいショック療法に耐え切れず、生活環境が悪化。貧困率は50%を超えた。
IMFと世銀はミレイ氏の政策を評価している。