◎この行進は17年前に初めて開催され、以来、毎年この時期に行われている。
ブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナビーチで15日、信教の自由を支持する行進が行われ、10以上の宗教から数千人の男女が参加した。
地元メディアによると、ルラ政権の閣僚や国会議員も参加したという。この行進は17年前に初めて開催され、以来、毎年この時期に行われている。
黒人宗教カンドンブレの牧師はTVグローボの取材に対し、「我が国の最大の課題は不平等を是正するだ」と語った。
ブラジルの黒人宗教カンドンブレ信者の4分の1が住むリオデジャネイロ州では近年、福音派が1970年以降に設立したキリスト教ペンテコステ派が急増している。
専門家によると、新ペンテコステ派の布教のほとんどは平和的なものだが、その急増に伴い、言葉の暴力や差別、教会の破壊、強制退去など、アフリカの影響を受けた黒人宗教カンドンブレに対する不寛容が急増しているという。
宗教における不寛容とは心が狭く、他者の言動・意見を受け入れないこと。 他者の過ちや欠点を厳しくとがめることやその様子を意味する。