身元不明の軍勢が兵士45人拉致、コロンビア軍が発表
事件はカウカ州郊外の渓谷で7日に発生。兵士たちはコロンビア革命軍(FARC)から分離した左翼ゲリラの支配地域で600人余りの軍勢に取り囲まれ、拉致された。
.jpg)
コロンビア南西部カウカ州で反政府ゲリラが軍兵士45人を拉致した。軍が8日、明らかにした。
それによると、事件はカウカ州郊外の渓谷で7日に発生。兵士たちはコロンビア革命軍(FARC)から分離した左翼ゲリラの支配地域で600人余りの軍勢に取り囲まれ、拉致されたという。
この地域は左翼ゲリラ「FARC-EMC」が支配している。
軍によると、この地域はコカ葉栽培で知られている。同国最大の悪名高い麻薬カルテル「ガルフ・クラン(クラン・デル・ゴルフォ、CDG)」もこの地域を狙っているようだ。
兵士たちはコカの栽培拠点を取り締まる予定であったが、展開を阻止された。
犯行声明を出した組織は確認されていない。
コロンビアでは兵士が拉致される事件が相次いでいる。
南東部グアビアレ県では先月末、ゲリラの指示を受けた村民らによって33人の兵士が拉致され、その後解放された。