H&M、ブラジルに初出店、オンライン販売も開始

ブラジルの最大都市サンパウロで23日、スウェーデンの衣料品大手H&Mの1号店がオープンした。

H&Mはこの日、同国でのオンライン販売も開始した。

H&Mブラジル支社のマネージャーは22日、地元メディアのインタビューで、「今後数カ月以内にサンパウロ州内でさらに4店舗を新規オープンする予定である」と語った。

またマネージャーは「中国のシーイン（SHEIN）のようなブランドと直接競合するつもりはない」と述べた。

H&Mはスウェーデン発祥のファストファッションブランド。トレンドを反映したファッションアイテムを比較的手頃な価格で提供しており、レディース・メンズ・キッズ向けの商品を幅広く取り扱っている。

ブラジルのファッション業界の競争は激しく、国際的な高級品ブランドと国内ブランドが市場シェアを争っている。

また、成長市場を狙った欧米ブランドの参入、国内ブランドの輸出増加、スポーツウェアや水着、デニムといった分野での強化、持続可能性への関心も競争を促進する要因となっている。