▽1月上旬時点の年間インフレ率(24.1~25.1)は23年比で4.5%増。24年12月の4.71%から鈍化したものの、市場の予想を上回った。
ブラジルの消費者物価指数(CPI)がアナリストの予想を上回り、中央銀行がさらなる利上げに踏み切るという見方が強まっている。
政府の統計機関IBGEが24日に公表したデータによると、1月上旬時点の年間インフレ率(24.1~25.1)は23年比で4.5%増。24年12月の4.71%から鈍化したものの、市場の予想を上回った。
中央銀行は今年、さらなる利上げに踏み切ると予想されている。それにもかかわらず、同行は今年の経済見通しについて、堅調な経済活動に支えられ、プラス成長になるという見方を示している。
中銀は目標値であるインフレ率3%を達成するため、24年12月に主要政策金利を12.25%に引き上げた。
TVグローボは専門家の話しとして、「次の会合でも同程度の利上げになる可能性が高い」と報じた。
昨年12月の月次インフレ率は食料品価格と運輸コストの上昇が牽引したものの、光熱費や家賃の大幅下落により相殺された。