ガイアナ当局が野党党首を逮捕、米国が身柄引き渡し要請

米フロリダ州の連邦裁判所はマネーロンダリング、贈賄、脱税、電信・郵便詐欺などの罪で容疑者を起訴している。

南米ガイアナの捜査当局は10月31日、米政府からの身柄引き渡し要請を受け、野党党首を逮捕したと明らかにした。

それによると、逮捕されたのはガイアナを代表する富豪のひとりであるアズルディン・モハメド（Azruddin Mohamed）容疑者。米フロリダ州の連邦裁判所はマネーロンダリング、贈賄、脱税、電信・郵便詐欺などの罪で容疑者を起訴している。

容疑者が率いる政党は9月1日の議会選挙（一院制、定数65）で16議席を獲得した。

容疑者は10月31日に出廷。保釈された後、11月上旬に2回目の引渡公判のため出廷するよう命じられた。

容疑者の父親もマネロンなどの罪で逮捕された。

司法省は声明で、「米国からの正式な身柄引き渡し要請に基づき身柄を確保した」と述べた。

与党・人民進歩党（PPP）は9月の選挙で36議席を獲得。投票率は52％であった。