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ガイアナ総選挙、「世界最速成長」達成した現職が再選目指す

ガイアナはかつて、金、ダイヤモンド、ボーキサイトなどの天然資源に恵まれながらも、南米で最も貧しい国のひとつであった。
南米ガイアナのアリ大統領(Getty Images/AFP通信)

南米ガイアナで9月1日、大統領選挙で議会選挙(一院制、定数65)が行われる。

最新の世論調査によると、世界最高の経済成長率を達成したアリ(Irfaan Ali)大統領は再選する見通し。

与党・人民進歩党(PPP)が過半数を維持できるかどうかが焦点だ。

ガイアナはかつて、金、ダイヤモンド、ボーキサイトなどの天然資源に恵まれながらも、南米で最も貧しい国のひとつであった。

しかし、米石油大手エクソンモービル率いるコンソーシアムが2015年5月に同国の大西洋岸沖で石油鉱床を発見すると、事態は一変した。

石油生産は2019年12月に開始され、日量約64万5000バレルの生産量は27年までに130万バレルに達すると予想されている。

アリ氏が就任した2020年以降、経済成長率は世界でも突出した高い水準を記録。22年には63.3%という驚異的な成長を遂げ、23年は33.8%、24年は43.6%に達した。

野党勢力は政府のインフラ政策が高騰する生活費対策や生活の質向上に十分でないと指摘している。

PPPは20年の選挙で65議席中33議席を確保。今回の選挙でも過半数を維持すると予想されている。

ブラジル、ベネズエラ、スリナムと国境を接するガイアナではインドから渡来した契約労働者の子孫はPPPを支持、アフリカから連れてこられた奴隷の子孫は野党APNU+AFCを支持。人口約80万人の国民は民族に基づきほぼ均等に分裂している。

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