アルゼンチン首都でゴールデンレトリバー「世界記録」目指すイベント
集まった犬たちはそれぞれ飼い主と共に公園に入り、芝生や遊歩道を自由に歩いたり、抱きかかえられたり、記念撮影したりと、和やかで賑やかなムードに包まれていた。
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アルゼンチン・ブエノスアイレス市内の公園で8日、多数の愛犬家とその飼い犬、ゴールデンレトリバーが一堂に会し、「公園に集まったゴールデンレトリバー最多数」のギネス世界記録更新に挑戦した。主催者によると、この日の参加頭数は2000頭以上にのぼったという。これは、これまでの最多記録であった1685頭を上回る可能性がある。
集まった犬たちはそれぞれ飼い主と共に公園に入り、芝生や遊歩道を自由に歩いたり、抱きかかえられたり、記念撮影したりと、和やかで賑やかなムードに包まれていた。
中にはサッカージャージや帽子、リボン、スカーフなどを身につけたゴールデンもおり、まるで「ファッションイベント」のような華やかさも見られた。ある参加者は、愛犬を抱きしめてキスをするなど、一頭一頭に対する愛情があふれていた。
また、小さな子どもがぬいぐるみのような姿のゴールデンにおやつをあげるという微笑ましい場面や、家族連れでリードを握る人々、にぎやかな笑顔があちこちに見られ、公園は終日、暖かく穏やかな雰囲気に包まれていた。参加者たちは単に記録を目指すだけでなく、犬と飼い主、そして同好の仲間たちとのつながりを楽しんでいたようだ。
この試みは、単なる“犬好きの集い”に留まらず、世界中に向けて「ゴールデンレトリバーという素敵な犬種の魅力」を伝える機会となり得る。また、記録更新が認定されれば、公園、地域、そして参加者たちにとっても思い出深い出来事になるだろう。主催者側はこの日の参加数について、正式な集計を行い、後日公式記録としてギネスに申請する予定だという。
ただし、この種の大規模集会では安全管理、衛生、混雑時の犬同士のトラブル防止など、細やかな配慮が必要となる。事前に主催者は参加条件として、リードと首輪の着用、排泄物処理用の袋携帯、水分補給の確保などを呼びかけていた。こうした配慮によって、多数の犬と人が集まる場であっても、秩序あるイベントが実現した。
この日の光景は写真ギャラリーとして多数報じられており、公園内に広がる“金色のもこもこ”と笑顔の人々の姿は、多くの人の心を和ませた。記録が認定されるかどうかは後日明らかになるが、すでにこのイベントは多くの人にとって、「犬と人との絆と楽しさ」を再確認する場となったはずだ。
