南米エクアドル・グアヤキルでギャング抗争、22人死亡
▽政府がテロ組織にしている麻薬ギャング「ロス・チョネロス」のメンバー間で銃撃戦が発生した。
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南米エクアドルの港湾都市グアヤキルでギャングの内紛が勃発し、22人が死亡した。警察が7日、明らかにした。
それによると、抗争はグアヤキル市内のスラム街で6日午後に発生。政府がテロ組織にしている麻薬ギャング「ロス・チョネロス」のメンバー間で銃撃戦が発生したという。
グアヤキル警察と陸軍はこれを受け、約200件の捜索令状を執行。銃や弾薬を押収し、未成年者を含む14人を逮捕した。
警察の担当官は記者会見で、「構成員たちは組織内で対立し、殺し合った」と語った。
それによると、メンバーの一部はロス・チョネロスが支配するエリアの領土分配に不満を示していたという。
殺害もしくは逮捕された者の多くに犯罪歴があり、容疑は強盗から麻薬密売まで多岐にわたるとのこと。
グアヤキルでは24年1月、世界最大の麻薬組織「シナロアカルテル(Sinaloa Cartel)」と同盟関係にある麻ロス・チョネロスのリーダー「マシアス(Adolfo Macías)受刑者」が刑務所から脱獄した。
ノボア(Daniel Noboa)大統領はこの脱獄を受け、国家非常事態を宣言。陸軍と警察にマシアスを確保するよう命じたが、逮捕には至っていない。
政府はここ数週間、麻薬組織との戦いの一環として、グアヤキルでの取り締まりを強化している。