◎事故の詳細は明らかにされていない。
チリのセバスティアン・ピニェラ前大統領(Getty Images)

チリのピニェラ(Sebastian Pinera、74歳)前大統領がヘリコプター墜落事故で死亡した。内務省が6日、明らかにした。

事故の詳細は明らかにされていない。

ピニェラ氏は2010~14年、18~22年まで大統領を務め、地震や津波などの自然災害に対処。20年のパンデミック時には同国のワクチン接種率を世界5位に引き上げた。

軍事独裁政権時代(1973~90年)に制定された憲法に抗議するデモが暴動に発展した2019年10月にはこれを厳しく取り締まり、多数が死傷。人権団体はこれを弾圧と非難し、ピニェラ氏に説明を求めていた。

ボリッチ(Gabriel Boric)大統領は6日午後の演説でピニェラ氏を「愛国者」と称え、パンデミックや自然災害への対応を称賛した。

中南米の指導者もピニェラ氏を称える声明を発表。哀悼の意を表した。

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