脱獄から1年、エクアドルのギャングリーダー逮捕
マシアスは世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルと同盟関係にあるロス・チョネロスのリーダー。24年1月に港湾都市グアヤキルの刑務所から脱獄した。
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南米エクアドルの刑務所から脱獄した麻薬組織ロス・チョネロスのリーダー「マシアス(Adolfo Macías)」が逮捕された。ノボア(Daniel Noboa)大統領が25日、明らかにした。
マシアスは世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルと同盟関係にあるロス・チョネロスのリーダー。24年1月に港湾都市グアヤキルの刑務所から脱獄した。
ノボア氏はこの脱獄を受け、国家非常事態を宣言。陸軍と警察にマシアスを確保するよう命じていた。
警察は脱獄に至った経緯を明らかにしていない。
マシアスは米国に数千キロのコカインを密輸したとして、指名手配されている。
エクアドル当局によると、マシアスは生まれ故郷のマナビ県マンタで逮捕されたという。
国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)もマシアスの逮捕状を発行していた。
マシアスは麻薬密売の罪で34年の刑に服していた。
当局はマシアスがどのように脱走したか説明していない。
地元メディアによると、刑務所当局はマシアスを別の刑務所に移送するため軍部隊が到着した際、マシアスが独房にいないことに気づいたという。
陸軍は25日の声明で、「マシアスは隠れ家の地下室に潜伏していた」と明らかにした。
軍が提供した動画にはマシアスに銃を向ける兵士と警察官の姿が映っていた。警察官が台所カウンターの下にあるスペースを発見したという。
米国は昨年、ロス・チョネロスを最も暴力的なギャングの一つに分類し、世界中に麻薬を拡散しているメキシコの麻薬組織シナロア・カルテルとのつながりを確認した。