◎大統領選の有力候補であったビジャビセンシオ氏は8月9日に射殺された。
2023年8月20日/エクアドル、首都キトの投票所(Getty Images/EPA通信)

エクアドルの首都キトにある刑務所で今年8月の大統領候補暗殺事件に関与したとされる容疑者が殺害された。警察当局が7日、明らかにした。

大統領選の有力候補であったビジャビセンシオ(Fernando Villavicencio)氏は8月9日に射殺された。警察は暗殺に関与したとされる7人を逮捕している。

大統領選決選投票は10月15日に行われる予定だ。

キトの警察当局は7日付けのプレスリリースで、「暗殺事件に関与した容疑者が6日、キトの刑務所内で殺害された」と述べているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。

地元メディアによると、ラソ(Guillermo Lasso)大統領は7日に緊急閣議を開き、暗殺事件に関与した残り6人を別の刑務所に移すことを決めたという。

移送先の刑務所は安全上の理由から公表されていない。

大統領府の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「国家警察庁長官はキトの刑務所を管理する部門の責任者を解任した」と明らかにした。

地元メディアによると、検察庁は数日中にビジャビセンシオ氏殺害に関する捜査の最終結果を公表するとみられる。

ビジャビセンシオ氏はエクアドルにも拠点を置くとされるメキシコの麻薬組織シナロアカルテルの関連組織から脅されていると報告していた。

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