▽ノボア大統領は2月の選挙で再選を目指している。職務停止中のアバド副大統領も立候補する予定だ。
南米エクアドルのノボア(Daniel Noboa)大統領が選挙休暇を取得し、その期間中、暫定副大統領が大統領代行を務めると発表した。
ノボア氏は2月の選挙で再選を目指している。職務停止中のアバド(Verónica Abad)副大統領も立候補する予定だ。
ノボア氏は2日、モヤ(Sariha Moya)計画相を暫定副大統領に任命した。
アバド氏は副大統領と駐イスラエル大使を兼任している。
外務省は昨年9月、アバド氏がイスラエルからトルコへの一時的な転任命令に従わなかったとして非難した。
アバド氏はトルコに向かうための準備ができておらず、ノボア氏が子供をイスラエルに残して1人でトルコに行くよう命じたと主張していた。
政府は紆余曲折の末、ノボア氏を停職処分にした。
しかし、裁判所は12月、アバド氏の停職処分を覆した。それでもノボア氏は1月22日まで、あるいはアバド氏がトルコに到着するまで、モヤ氏が暫定副大統領を務めると主張している。
ノボア氏は9~12日までの間、選挙活動のための休暇を取得し、その間、モヤ氏が大統領代行を務める。
一方、アバド氏は4日、選挙戦が正式に始まる5日に自信が大統領代行に就任する権利があるとして、軍に支援を呼びかけたが、軍は声明で「憲法に基づき、ノボア大統領を支持する」と表明した。
アバド氏とノボア氏は過去にも度々衝突している。不仲の原因は不明である。
アバド氏は昨年8月、ノボア氏と他の政府高官をジェンダーに基づく暴力で刑事告発した。