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▽グラス氏は2016年の大地震後の復旧・復興活動を主導した際、複数の汚職に関与し、さらに他の贈収賄事件でも有罪判決を受けている。
エクアドルのグラス元大統領(ロイター通信)

南米エクアドルグラス(Jorge Glas)元副大統領が港湾都市グアヤキルの刑務所内で攻撃を受け、別の施設に移送された。同氏の弁護士が5日、明らかにした。

それによると、グラス氏は暗殺されかけたものの、ケガはなく、別の施設に移されたという。

グラス氏の弁護団は声明で国連や他の国際機関に介入を求めた。

グラス氏は2016年の大地震後の復旧・復興活動を主導した際、複数の汚職に関与し、さらに他の贈収賄事件でも有罪判決を受けている。

捜査当局は昨年4月、キトの在メキシコ大使館に押し入り、グラス氏を拘束。メキシコ政府はこの事態を受け、国際司法裁判所(ICJ)に訴状を提出、在外公館への侵入を非難した。

エクアドル政府はこれに激しく反発。複数の汚職事件で有罪判決を受けているグラス氏の亡命をメキシコ政府が認めたことは国際法違法であるとして、ICJに提訴した。

グラス氏の弁護士はX(旧ツイッター)への投稿で、「グラス氏は囚人たちに命を狙われ、別の施設に強制連行された」と書いた。

政府と警察はコメントを出していない。

グラス氏の支持者たちは4月の逮捕を政治的な動機によるものと主張。グラス氏は汚職で有罪判決を受けた後、在メキシコ大使館に飛び込んだ。

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