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▽検察庁は先月、2022大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てたとしてボルソナロ氏や元海軍司令官など、計34人を起訴した。
2025年3月16日/ブラジル、リオデジャネイロ州、支持者に手を振るボルソナロ前大統領(ロイター通信)

ブラジル・リオデジャネイロ州で16日、ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領を応援する集会が開かれ、数千人が参加した。

検察庁は先月、2022大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てたとしてボルソナロ氏や元海軍司令官など、計34人を起訴した。

ボルソナロ氏は選挙で敗れた後、政権転覆と民主主義の弱体化を主導した罪に問われている。

元軍大尉らの初公判は3月25日に最高裁判所で予定されている。

ボルソナロ氏は不正行為を丸ごと否定。ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領が政敵を追放するために捜査当局を恣意的に利用していると主張している。

ボルソナロ氏の弁護団は16日の声明で、「ボルソナロ大統領は民主的な法の支配やそれを支える制度の解体を目的としたいかなる動きも容認したことはない」と主張した。

検事総長は先月の声明で、「ボルソナロ前大統領とその側近であるブラガネット(Walter Braga Netto)元国防相を40年の歴史を持つこの国の民主主義を転覆させることを目的とした”犯罪組織”を率いた罪で起訴した」と発表した。

それによると、その中にはルラ氏を毒殺する計画も含まれていたという。

デモ隊は23年1月の大統領府襲撃事件で逮捕・起訴された人々への恩赦を要求した。

デモに参加した女性はロイター通信の取材に対し、「私は1月8日の前にブラジリアで祈祷に参加していた。私は彼らを知っている。そこにはトラブルメーカーも犯罪者もいなかった」と語った。

別の男性はAP通信に、「ブラジルは表現の自由とデモの権利を失った。犯罪を犯していない人々には恩赦が必要だ」 と述べた。

ボルソナロ氏の支持者たちは23年1月8日、ルラ氏の就任に抗議し、連邦議会、最高裁、大統領府に押し入った。

暴徒たちは機動隊のバリケードを飛び越え、屋根によじ登り、窓を割り、室内を荒らしまわった。

ボルソナロ氏は最後まで選挙結果を認めず、ルラ氏の就任式にも出席しなかった。

ボルソナロ氏は16日の演説で、「1月8日の暴動に参加した人々の恩赦を提案する議案が下院で成立するだけの支持を得ている」と語った。

連邦警察は昨年11月、大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てた疑いで、ボルソナロ氏ら37人の起訴を求める捜査報告書を最高裁に提出。警察は翌月、ブラガネット氏を逮捕した。

裁判所はボルソナロ氏が国外に逃亡する可能性があるとして、24年2月にパスポートを没収している。

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