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▽ミレイ氏はメリーランド州郊外で開催された保守政治行動会議(CPAC)に参加。マスク氏に大好きなチェーンソーをプレゼントした。
2025年2月20日/米メリーランド州の保守政治行動会議(CPAC)、マスク氏(左)とアルゼンチンのミレイ大統領(AP通信)

アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領は22日、米国の保守的な集会でトランプ(Donald Trump)大統領に求愛し、盟友マスク(Elon Musk)氏と契りを交わした。

ミレイ氏はメリーランド州郊外で開催された保守政治行動会議(CPAC)に参加。マスク氏に大好きなチェーンソーをプレゼントした。

リバタリアンのミレイ氏は国際開発庁(USAID)を解体しようとするトランプ政権を褒め称え、100%支持すると表明した。

「トランプさん。あなたは正しい。合理的な唯一の道は、政府の規模をできる限り縮小することです」とミレイは語った。

トランプ氏は演説でミレイを絶賛。「我々は君を非常に誇りに思う」と述べた。

ミレイ氏はスピーチの中で、ペンシルバニア出身のリバタリアン知識人、アルバート・J・ノックの言葉を引用した。

またミレイ氏はチェーンソーを振りかざして「官僚主義をぶった切る」と吠えたマスク氏を「自分と似ている」と述べ、「ムダを取り除く、取り除く、取り除く!」と叫んだ。

ミレイ氏は23年に就任。過去の左派政権が残した負債を一掃すると誓い、緊縮財政を推進し、国営企業を一つ残らず民営化し、手厚い補助金を軒並み削減、物価統制を廃止し、自国通貨アルゼンチン・ペソの切り下げを含む抜本的な経済改革に着手した。

アルゼンチンの消費者物価指数(CPI)は昨年後半に1ケタ台まで低下し、過去3年間で最低の水準となった。

しかし、補助金頼みの生活を送ってきた低所得者層はミレイ氏の激しいショック療法に耐え切れず、生活環境が悪化。貧困率の激増につながった。

地元メディアによると、この1年で推定500万~650万人が新たに貧困状態に陥ったという。

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