コロンビア軍の空爆で子供6人死亡、左翼ゲリラが「人間の盾」に
人権団体は声明で、政府とゲリラに対し、国際人道法を順守するよう求めた。
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コロンビアの人権団体は15日、国軍がグアビアレ県での対テロ作戦を強化する中、今週初めに行われた左翼ゲリラに対する空爆で6人の子供が死亡したと明らかにした。
それによると、軍は左翼ゲリラ「FARC-EMC」の拠点を空爆。強制徴用された子供たちが「人間の盾」として利用されたという。
人権団体は声明で、政府とゲリラに対し、国際人道法を順守するよう求めた。
FARC-EMCは2016年に中央政府と和平協定を結んだコロンビア革命軍(FARC)の分離組織。この協定に反対する勢力が結成した。
FARC-EMCはFARCの元現地指揮官が率い、戦闘員数は約3500人と推定されている。FARCの戦闘員1万4000人以上が2016年の和平協定で武器を置いた。
人権団体は「徴用された子供や青少年は軍事作戦の影響を受けるべきではない」と強調。「軍は戦闘への参加を強制された子供を保護するために、必要な予防措置を講じなければならない」と述べた。
サンチェス(Pedro Sánchez)国防相は今週初め、テロリストが子供を危険にさらしていると非難し、記者団に対し、「戦闘に関与した者は誰であれ、区別なく保護を失う」との見解を示していた。
