コロンビア憲法裁、大統領の選挙資金不正疑惑調査の停止命じる
憲法裁はペトロ氏の2022大統領選における選挙資金調達の不正疑惑を調査できるのは国会のみであると裁定した。
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コロンビアの憲法裁判所は26日、ペトロ(Gustavo Petro)大統領の選挙資金調達と未報告の支出に関する告発を調査していた選挙管理委員会の調査を停止するよう命じた。
憲法裁はペトロ氏の2022大統領選における選挙資金調達の不正疑惑を調査できるのは国会のみであると裁定した。ペトロ氏は不正を否定している。
選管はペトロ氏の選挙キャンペーンが資金調達限度額を超過したか、法律で禁止されている労働組合からの資金を受け取ったかどうかを調査してきた。
選管は選挙プロセスや選挙資金を管理する行政機関であり、選挙スタッフに対する罰金などの行政命令を課す権限も有する。
憲法裁は選管に対し、過去の調査結果を連邦議会下院に提出するよう命じた。
議会がこの調査を継続するかどうかは不明である。議会はペトロ氏と頻繁に対立しているが、過去に大統領を弾劾したことは一度もない。
元左翼ゲリラのペトロ氏は選管が政治的な動機で調査を進めていると主張してきた。